『もう終わりにしよう。』(2020) これこそ誰しもが持つ世界だった!
❝チャーリー・カウフマン❞の世界がさく裂。それは時間軸なし謎に満ちた一方的な世界だけ。 こんな人におすすめ ・理解不能な謎だらけのセリフと映像が本作の魅力 →すべてがいちいち意味深 →だからこそ、観ている側は意味を見出そうと必死に追いつこうともがく →が、どうしても理論的に意味が通じない映像、セリフがつづく →途中で、あきらめそうになる… →しかし、各シーンだけを見ると飽きさせない映像ばかり ・映画の最後、すべての謎の答えがある! ・あ ...
『アダプテーション』(2002) もうひとりの自分が理想の自分として現れアダプテーションされる?!
❝蘭に魅せられ男❞にアダプテーション(適応)していく原作者の様子を脚本家を通じてアダプテーション(脚色)していく物語 こんな人におすすめ ・『マルコヴィッチの穴』で成功を収めた脚本家、チャーリー・カウフマン本人を主人公にした物語。監督は『マルコヴィッチの穴』に続きスパイク・ジョーンズだ →次回作の執筆に苦しむ脚本家として本人役として登場 →できれば、『マルコヴィッチの穴』を観てから本作を観ることをお勧めします ・脚本家自身が自分を設定するキャラクター ...
『マルコヴィッチの穴』(1999) ❝有名人の頭の中から世界をのぞいたら?❞【発想の特異さ】魅力
倒錯された世界に人間の欲・本能が目覚めてゆく こんな人におすすめ ・映画ならではの、奇想天外な物語が好きな人 →他人の、それも実在の個性的な名優であるジョン・マルコヴィッチの脳の中に15分だけつながる穴から、ジョンの立場になって世の中を経験できる、という物語 →マルコビッチ本人が本人役として登場 ・当時、コミカル&キューティで大人気の女優キャメロン・ディアスが汚れ役、同性愛者に目覚める役として登場 →その夫役、ジョン・キューザックも、さえない人形遣い ...