月別アーカイブ:2020年03月

2020/4/21

アカデミー賞©主演女優賞受賞『ジュディ 虹の彼方に』感想|評価★★★★☆ Very Good! 観る価値あり

総評   伝説的スターの悲劇とそれを演じる役者の熱量にはかなわない   観る前に知っておくと映画がより面白い   ・47歳で急逝、ハリウッド黄金時代のスター、ジュディ・ガーランドの晩年を描く ・10代でスターになったジュディ。大人から飲まされていた薬の正体は麻薬 ・ステージ再現シーン、主演レネー・ゼルウィガー本人が全唱 ・レネーはリハーサルの1年前から壮絶なトレーニングを積む ・レネーは鬱から女優を6年休養。ジュディと重なる経験の持ち主   感想   ジュ ...

times square

2020/4/21

アカデミー賞©メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞作『スキャンダル』評価 ★★★☆☆ good!

『スキャンダル』原題 BOMBSHELL 評価 ★★★☆☆ good!   総評   権力をかざしたセクハラ行為はもちろん罰するべき。一方で しょせん野心もプライドも高い人たちの騒動にも見える   映画の背景 視聴率1位、共和党全面支持のFoxニュース。   2016年、テレビ界、政治界を牛耳る帝王を相手に、有名ベテランキャスターがセクハラで提訴。同様に、ライバルであり花形人気キャスターもセクハラを受けていたと告白。   全米を騒がす大スキャンダルに発展し ...

mishima_toudai

2020/5/12

ドキュメンタリー『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』感想|評価 ★★★★★ exellent 必見

  総評   評価★★★★★ exellent 必見   50年前、激動の時代に生きた人間の「熱さ」がビンビンと伝わってくる。 否が応でも三島由紀夫の魅力に圧倒される108分!   感想   三島由紀夫、という人間力に圧倒される。   血気盛んな東大全共闘1000人を前に論戦を繰り広げる、という前代未聞の設定だけでもしびれてしまった。   当時の想定できない理解不可能な言葉の応酬と熱気。そして彼らの表情が、より生々しさを増す。理解にくる ...

2020/4/21

佐藤浩市主演 『Fukushima 50』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★★ excellent 必見

総評   「あの時、現場で何が起こっていたか」をリアルに見せてくれる そのすさまじさは、観るべき映画としか言いようがない   映画の背景 原作もの。 ノンフィクション 「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」門田隆将 リンク キャスティング   どのキャストにも文句なし! 佐藤浩市と渡辺謙、 日本映画の2トップの共演、 競演、といったところ。   感想 『事実をもとにした物語』 この映画は、ここに尽きる。   原子炉の暴走を止められたこと、は 奇跡だった ...

2020/4/21

2020年日本アカデミー賞受賞作・映画『新聞記者』感想|評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり

  総評 評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり 政治とマスメディアがもつ日本の闇を直球で描く大胆さに プロデューサーの力量が見える   映画の背景   官房長官に質問しつづけ、 牙をむく名物新聞記者、 東京新聞・望月 衣塑子氏の原作ありきの映画。 リンク 本作公開して約半年後、 彼女を追った、 ドキュメンタリー『i-新聞記者ドキュメント-』が 公開されます。 官房長官をはじめとする今の政治に 牙をむくリアルな姿は必見です。 彼女のその姿に 日本が、今、何が問題 ...

2020/4/21

サム・メンデス監督『1917 命をかけた伝令』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★★ Very Good! 観る価値あり

総評   うたい文句の“全編ワンカット戦争映画の臨場感”は想定以上。 主人公と一緒に戦場を走り、泳ぎ、逃げ、闘うので、疲れること必至!   映画の背景   ワンカット撮影というだけで スタッフ全員の苦労は相当なもの。 ワンカット映画といえば 2018年、旋風を巻き起こした、 日本映画「カメラを止めるな」。 あれは完全にコメディであり、 ワンカットは後半のみ。 全編ワンカット、長尺、 それも戦場が舞台ーーー。 撮影側の努力・苦労を 考えただけで 思考停止、 気が遠くなる。 逃げ ...

2020/4/21

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』感想|評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり

総評 久しぶりに、テリー・ギリアム節がさく裂!! 奇想天外さで真をつく難解さを楽しめるかどうか   映画の背景   「構想30年、企画とん挫9回」だの 「呪われた企画」だの、 宣伝にとっては非常に好都合! いわくつきの映画、というだけで 映画ファンなら 心がめちゃくちゃ揺さぶられます。 映画を作る側は 「企画とん挫9回」に、 励まされること間違いない! ただし、実際に映画を観ると 「構想30年、企画とん挫9回」も 仕方ないと思わせる内容… さすが、 鬼才と呼ばれるだけあります。 まった ...

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