今村昌平監督『にっぽん昆虫記』(1963) 昭和を底辺で生き抜く【女の生き様が卑しくたくましく人間臭い】
女の生命力、欲、愚かさ、性。このすべてがあってこそ人間という生き物。 こんな人におすすめ ・小作人の娘として生まれ、昭和の時代を「女を武器」に生きてゆく ・生きることは、時にみじめで、みにくく、いやしい。そんな女の生き様がありありと描かれる ・父と娘の関係が、田舎独特で、きわどく、エログロさにド肝をぬかれる 見どころ ・昭和の時代、底辺で生かざるを得ないからこそ、うきぼりになる人間の卑しさとたく ...