女40歳、人生半ばにして自分探し映画『食べて、祈って、恋をして』(2010)
贅沢な女だなあ… 人生半ばにして自分探しの旅ができるとは! こんな人におすすめ ・特に女性で離婚を経験し人生に疲れている ・「これからどう生きるか」のヒントがほしい ・生きている、というエネルギーを取り戻したい ・旅好き(特にイタリア、インド、ローマ) ・主演のジュリア・ロバーツが好き 見どころ ・主演のジュリア・ロバーツは『プリティ・ウーマン』(1990)で一世風靡。それ以降、数 ...
動画配信|20世紀ビジネスの歴史を振り返られる1本「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」 (2016)
総評 20世紀という時代を築いた『マクドナルド』 新しい時代を作り上げたビジネスの誕生秘話から「次の時代」を考える 感想 時代が変わる今、時代の転換期とはどういうことなのか、ビジネスの視点から歴史を振り返られる1本。 1954年、マクドナルドの出現は、まさに新たな時代が始まることを意味していた… 誰がどんな風に、ハンバーガー帝国を築きあげたのか? 新しいビジネスのやり方で新しい時代が作られていく様が、そして人間模様が、アメリカを舞台に、 ...
コロナ感染予見映画『コンテイジョン』(2011)【パンデミックを俯瞰】
総評 ウィルス感染の様子がリアルで、恐怖をあおがれる一方、 その時のシュミレーションできるので観る価値はある その時、何に注目するべき? 本作を観ることである程度シュミレーションできるので、新型ウィルスによる先が見えない不安を少しは解消できます。 特に、政治、WHO、ワクチン(製薬会社)、メディア(情報)、お金が、どのようにからんで進んでいくのか、は参考になります。 注目点 ・ワクチン製造(WHO、製薬会社、政治とお金)は? ・ロックダウンによる治安 ...
映画の楽しみ方|ロバート・ゼメキス監督『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94年)
こんな人に観てほしい ・映画を観る力を試したい ・映画における時代の描き方・・・『アメリカの60~70年代の激動の時代とは?』 ・映画の恐ろしい一面を知りたい ・ロバート・ゼメキス監督に興味がある あらすじと簡単な前知識 本作はアカデミー賞6部門受賞作。主演のトム・ハンクスは2年連続で主演男優賞を獲得するという快挙を成し遂げます。当時は映画として、それほど人気もあり、特にアメリカ人にとっては感動作でした。 舞台は60年代のアメリカ。知恵遅れの主人公フ ...
映画企画開発費の作り方・JLOD受諾から補助金が下りるまで/感想と評価
2019年度、経産省のJLOD「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金」を受諾しました。オリジナルの日本発コンテンツを海外展開する際の諸費用に対する補助金です。 おもに海外展開をみすえた映画の企画開発における諸費用にあてがうことができました。企画開発費が対象となる補助金は日本としては非常に画期的です。 難点は対象経費の半額だけ。 ただ条件さえあえば制作物も対象になり形が残るので、この補助金を使うことを視野にいれれば動かずに止まっている企画を少しでも具体的に進めるきっかけ ...
アカデミー賞©主演女優賞受賞『ジュディ 虹の彼方に』感想|評価★★★★☆ Very Good! 観る価値あり
総評 伝説的スターの悲劇とそれを演じる役者の熱量にはかなわない 観る前に知っておくと映画がより面白い ・47歳で急逝、ハリウッド黄金時代のスター、ジュディ・ガーランドの晩年を描く ・10代でスターになったジュディ。大人から飲まされていた薬の正体は麻薬 ・ステージ再現シーン、主演レネー・ゼルウィガー本人が全唱 ・レネーはリハーサルの1年前から壮絶なトレーニングを積む ・レネーは鬱から女優を6年休養。ジュディと重なる経験の持ち主 感想 ジュ ...
アカデミー賞©メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞作『スキャンダル』評価 ★★★☆☆ good!
『スキャンダル』原題 BOMBSHELL 評価 ★★★☆☆ good! 総評 権力をかざしたセクハラ行為はもちろん罰するべき。一方で しょせん野心もプライドも高い人たちの騒動にも見える 映画の背景 視聴率1位、共和党全面支持のFoxニュース。 2016年、テレビ界、政治界を牛耳る帝王を相手に、有名ベテランキャスターがセクハラで提訴。同様に、ライバルであり花形人気キャスターもセクハラを受けていたと告白。 全米を騒がす大スキャンダルに発展し ...
ドキュメンタリー『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』感想|評価 ★★★★★ exellent 必見
総評 評価★★★★★ exellent 必見 50年前、激動の時代に生きた人間の「熱さ」がビンビンと伝わってくる。 否が応でも三島由紀夫の魅力に圧倒される108分! 感想 三島由紀夫、という人間力に圧倒される。 血気盛んな東大全共闘1000人を前に論戦を繰り広げる、という前代未聞の設定だけでもしびれてしまった。 当時の想定できない理解不可能な言葉の応酬と熱気。そして彼らの表情が、より生々しさを増す。理解にくる ...
佐藤浩市主演 『Fukushima 50』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★★ excellent 必見
総評 「あの時、現場で何が起こっていたか」をリアルに見せてくれる そのすさまじさは、観るべき映画としか言いようがない 映画の背景 原作もの。 ノンフィクション 「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」門田隆将 リンク キャスティング どのキャストにも文句なし! 佐藤浩市と渡辺謙、 日本映画の2トップの共演、 競演、といったところ。 感想 『事実をもとにした物語』 この映画は、ここに尽きる。 原子炉の暴走を止められたこと、は 奇跡だった ...
2020年日本アカデミー賞受賞作・映画『新聞記者』感想|評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり
総評 評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり 政治とマスメディアがもつ日本の闇を直球で描く大胆さに プロデューサーの力量が見える 映画の背景 官房長官に質問しつづけ、 牙をむく名物新聞記者、 東京新聞・望月 衣塑子氏の原作ありきの映画。 リンク 本作公開して約半年後、 彼女を追った、 ドキュメンタリー『i-新聞記者ドキュメント-』が 公開されます。 官房長官をはじめとする今の政治に 牙をむくリアルな姿は必見です。 彼女のその姿に 日本が、今、何が問題 ...