『ハイ・フォン』評価 ★★★☆☆ Good! 観て損なし!
総評 最新のベトナムアクション映画を観るならこれ!
主演のベロニカ・グゥの華麗なるアクションにほれぼれします
目次
鑑賞理由
ベトナム映画をけん引している女優、プロデューサー、監督、人材育成と
様々な顔を持つ、ベロニカ・グゥの最新作が、
NetFlixで配信スタート、しました。
ベトナム映画に多少なりともかかわっている身としては
見ないわけにはいきません。
何度も書きますが、
日本未公開作品を気軽に配信で見れるこの便利さは
映画ファンには、もはや抵抗する術はなにもなく
興奮しながら見てしまいます。
映画の背景
本作は、2019年ベトナムお正月映画として公開され
ベトナム映画興行成績の記録を作った作品です。
彼女が主演する映画は、ヒット間違いなし。
今じゃベトナム映画の顔となっています。
さらに本作は、アメリカ本国で公開された初のベトナム映画。
その後、Netflixで全世界配信がスタート。
本国で映画公開、アメリカで公開、そしてNetflixという最高の流れを
やってのけました。
2017年『スターウォーズ /最後のジェダイ』にも
ちょい役で彼女は出演を果たしています。
彼女は、世界から注目が集まっていると言っても
過言ではありません。
次回作は同じくNetflixのスパイク・リーの最新作だとか。
ただ、彼女は本作『ハイ・フォン』を最後に
アクション映画は出ないと公言しているそう。
次世代のアクション女優を育てることに
自分の役割を見出しているところが、男気があります!
姐さん、かっこいい。
キャスティング
ベロニカ・グゥと死闘を繰り広げる敵のボスが
男ではなく、これまた女です。
もはや、女は男よりも強し。
映画の世界だけでなく、現実でも、これは定説と
なりつつありますね。
映画のヤマバとなる死闘を、女ボスと繰り広げるわけですが
迫力がもはや女のものではないです。
相手が、めちゃめちゃ強い。
性別を超えた生物としか言いようがありません。
強烈さは、ここまで来たか!
これ以上最強の敵は出てこないでしょう。
感想
本作は、ベロニカのために作られた、ベロニカの映画です。
彼女以外、ベトナムでこの映画を
演じることはできないでしょう。
あの華麗なアクションは、彼女以外考えられません。
しなやかで、強く、とてもカッコいいです。
ストーリーは、借金の取り立てを生業としているシングルマザーの娘が
突然、誘拐されてしまいます。
そして母として長い長い救出劇が始まります。
誘拐のうらには組織ぐるみの子供の人身売買が絡んでいることが判明。
必死で娘を救い出すために
ぼろぼろに打ちのめされても決して屈しない
母の強さとベロニカの芯の強さがだぶります。
そこが本作のみどころとなっています。
作品情報:
『ハイ・フォン:ママは元ギャング』 上映時間 97分 監督 レ・ヴァン・キエ 公式サイト:IMDB Youtubeで予告を観る:
製作国 ベトナム
公開情報 日本未公開(配信:Netflix)
製作 ゲイリー・ハミルトン ライアン・ハミルトン
脚本 レ・ヴァン・キエ ア・タイプ・マシン グエン・チュオン・ニャン
出演 ベロニカ・グゥ ファン・タイン・ニエン