『アダプテーション』(2002) もうひとりの自分が理想の自分として現れアダプテーションされる?!
❝蘭に魅せられ男❞にアダプテーション(適応)していく原作者の様子を脚本家を通じてアダプテーション(脚色)していく物語 こんな人におすすめ ・『マルコヴィッチの穴』で成功を収めた脚本家、チャーリー・カウフマン本人を主人公にした物語。監督は『マルコヴィッチの穴』に続きスパイク・ジョーンズだ →次回作の執筆に苦しむ脚本家として本人役として登場 →できれば、『マルコヴィッチの穴』を観てから本作を観ることをお勧めします ・脚本家自身が自分を設定するキャラクター ...
『マルコヴィッチの穴』(1999) ❝有名人の頭の中から世界をのぞいたら?❞【発想の特異さ】魅力
倒錯された世界に人間の欲・本能が目覚めてゆく こんな人におすすめ ・映画ならではの、奇想天外な物語が好きな人 →他人の、それも実在の個性的な名優であるジョン・マルコヴィッチの脳の中に15分だけつながる穴から、ジョンの立場になって世の中を経験できる、という物語 →マルコビッチ本人が本人役として登場 ・当時、コミカル&キューティで大人気の女優キャメロン・ディアスが汚れ役、同性愛者に目覚める役として登場 →その夫役、ジョン・キューザックも、さえない人形遣い ...
『ボーン・アルティメイタム』(2007) ボーン3部作 完結 /ボーンの誕生秘話が明らかになったその先は…?
過去を知って初めて、あるべき自分が見えてくる こんな人におすすめ ・ボーンシリーズ3部作❝CIA特殊工作員&記憶喪失サスペンス❞完結編 →ロバート・ラドラム原作のジェイソン・ボーンシリーズ最終章 →タイトル❝アルティメイタム❞とは「最後通告」という意味 ・最後を観ずしてボーンシリーズは語れない! →とうとう、やっと、ボーンの過去が明らかにされる ・CIAによる❝トレッド・ストーン計画❞の首謀者が亡くなり闇の中に…しかし発展版「ブラックブ ...
『ボーン・スプレマシー』(2004) ボーン3部作 2作目 /【超レア】1作目をしのぐ大ヒット!スパイ&記憶喪失もの
事件の真相が明らかにされ、新たなアイデンティティーが芽生える こんな人におすすめ ・CIA特殊工作員&記憶喪失サスペンス →賢さとキレのあるアクション、市中でのカーチェイス ・1作目をしのぐ大ヒット。シリーズものとしては珍しい!! →シリーズものは第一作より売れないと言われている ・失った記憶と事件の真相を追うサスペンスが物語を引っ張り、飽きさせない! ・とうとう「トレッドストーン計画」が明らかに。犯人を追い込んでいく様が ...
『ボーン・アイデンティティー』(2002) ボーン3部作 1作目 /まともな【スパイ&記憶喪失】もの
過去の自分をたどり、アイデンティティーを探し求める こんな人におすすめ ・アクション、サスペンス、市中でのカーチェイス、特殊工作員(スパイ)、記憶喪失もの、が好きな人 ・CIAの特殊工作員のジェイソン・ボーン。任務途中でアクシデントに見舞われ記憶喪失になる。殺人未遂事件として表ざたに…失われた記憶を取り戻すため、事件の真相と自身がスパイになった経緯、アイデンティティーを探し求める。ボーンシリーズ3部作の1作目。 ・劇中に出てくるキーワー ...
『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2007) 愛すべき“おバカ&パロディ映画”
映画好きにとって製作側の映画愛に歓喜する!! こんな人におすすめ ・アメリカ映画「刑事バディもの」などパロディ、オマージュが満載 →製作者たちの映画愛にあふれた映画 ・イギリス人ならではのブラックコメディを基調に、アクションあり~の、スプラッターホラーあり~の、サスペンスあり~の、とにかく飽きさせない! ・『スリー・フレーバー・コルネット3部作』の2作目。 ニラ製作、エドガー監督、エドガーとサイモン脚本、サイモンとニック主演のB級コメ ...
『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017) 【恋愛×ミステリー】 あなたはラストのどんでん返しで腑に落とせるか?
愛憎むきだしでおぼれた果てに待つものは…?! こんな人におすすめ ・人間の本質のえげつなさを描く白石和彌監督の「初」の恋愛もの ・竹野内豊扮する黒崎。ここまでゲス野郎は見たことない!この男から不幸は始まる →女性は黒崎に胸くそ悪くなるので要注意! ・この黒崎に引き寄せられる女、その女に引き寄せられる男が全員そろってバカばかり!! ・全員が自分よがりな”愛”や”欲”にまみれ、翻弄されてゆく ・イヤミス(観た後に嫌な気持ちにな ...
『魂のゆくえ』評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり
総評 “環境よりも経済”を重んじるアメリカ社会に キリスト教という面から切り込んだ問題作 ドラマ/サスペンス 評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり 鑑賞理由 『タクシードライバー』の脚本家ポール・シュナイダーが 脚本を書き、イーサン・フォーク主演で 映画を撮った、というだけで興味を掻き立てられました。 数々の映画賞の受賞歴が太鼓判を押しています。 俳優のイーサン・フォークと言えば、 俳優業だけでなく、製作側に立ってそれなりに意欲作を 次々と発表しているため 彼の ...
『THE GUILTY/ギルティ』感想|★★★★★ excellent! 必見
評価 ★★★★★ excellent! 必見 総評:ワンシチュエーションという新しいくくりで 映画を撮り切った新しい才能に拍手 鑑賞理由 映画関係者の方から薦められました。 「非常に低予算で作られている、脚本も素晴らしく成功している、 何より、音だけでストーリーが進むので、映画館で観たほうがいい」 映画館の様子 新宿武蔵野館にて、3月14日(レディースデイ)、16:30~の回。 定員約80名のミニシアター、ほぼ満員でした。 おそらく、映画好きの方々な ...
『マスカレード·ホテル』感想|★★☆☆☆ がっかり
評価 ★★☆☆☆ がっかり 総評: スペックの豪華さが “ミステリー映画”をかえってシラケさせていた 【鑑賞理由】 80過ぎの母親と鑑賞する映画として、 豪華キャストが出演する話題作、 何より東野圭吾ミステリーである本作を選んだ。 映画の背景 あくまでも憶測 本作は主演 キムタク×原作 東野圭吾を看板に 各業界の大御所たちが「これでもか」と言わんばかりに スペックをかけあわせた超ド級メジャー映画だ。 “累計355万部を突破した東野圭吾氏による小説シリーズを 実写映画化第一弾”と謳っており、シリーズ化をにお ...