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サム・メンデス監督『1917 命をかけた伝令』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★★ Very Good! 観る価値あり

総評

 

うたい文句の“全編ワンカット戦争映画の臨場感”は想定以上。

主人公と一緒に戦場を走り、泳ぎ、逃げ、闘うので、疲れること必至!

 

映画の背景

 

ワンカット撮影というだけで

スタッフ全員の苦労は相当なもの。

ワンカット映画といえば

2018年、旋風を巻き起こした、

日本映画「カメラを止めるな」。

あれは完全にコメディであり、

ワンカットは後半のみ。

全編ワンカット、長尺、

それも戦場が舞台ーーー。

撮影側の努力・苦労を

考えただけで

思考停止、

気が遠くなる。

逃げ場がなく川に飛び込み、

流され、

滝にのまれていく、

あのシーン…

どうやって撮ったのか、

ため息しかでない。

それだけ、

サム・メンデス監督の覚悟と

スタッフを引っ張る力、

そのカリスマ性は

相当なものに違いない!

映画を観れば

納得だ。

 

キャスティング

 

主人公の若い俳優2人は、

特にハンサムというわけではない。

ワンカットで走り続けるには

体力、気力と

なにより機転のきく頭の良さが必要。

撮影が始まったら、

最後まで終わらない・・・

えらい度胸が試される。

映画「アメリカン・ビューティー」でも

現代のアメリカ人が抱える、

心の闇が

描かれていました。

サム・メンデス監督の

えがく世界は、

リラルでえぐい。

 

感想

 

戦争の悲劇、

戦場で戦う歩兵の悲惨さを

目の当たりにできます。

本作は、とにかく、

戦場の臨場感、につきます。

観ていると

自分の身体が緊張、

硬直してゆくのが

分かります。

これは、映画館で

ぜひ体験してほしい。

 

作品情報:

上映時間 119分
製作国 イギリス/アメリカ(2019年製作)
配給 東宝東和
日本初公開日: 2020/02/14
監督 サム・メンデス
製作 サム・メンデス 他
出演 ジョージ・マッケイ  ディーン=チャールズ・チャップマン  マーク・ストロング
公式サイト https://1917-movie.jp/
Youtubeで予告を観る:

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Cineカエル

映画好きが高じて、映画業界を渡り歩いています。 自分が拾った映画にまつわる情報を「映画レビュー」、「動画配信」、「映画祭」、「映画を作る」という観点でまとめていきます。

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