★★★☆☆ good! コメディ 動画配信作品レビュー

Netflixオリジナル・米映画『いつかはマイベイビー』評価 ★★★☆☆ Good! 観て損なし

『いつかはマイベイビー』評価 ★★★☆☆ Good! 観て損なし

総評 アジア系アメリカ人が主人公のラブコメディ。
アジアンならではのブラックユーモアが新鮮で
面白い!

 

鑑賞理由

Netflixのホームページで、

ひときわ地味でどこにでもいるようなアジア人の女性が

カップルとして幸せそうにしている画が目立ち、

思わずクリックしてしまいました。

アジアンカップルのラブコメディ、という異色なスペックに

驚きと、アメリカの“白人至上主義の業界”で

ここまでアジアンが市民権を得たのかという感慨深さがあり

見ることにしました。

私の情報が追い付いていないだけなのか、

アメリカでアジア人を主人公に持ってきた映画というのは

コメディでもなかなかお目にかかれない、

珍しい作品のように見えました。

こういう映画は日本では未公開なので

配信サービスで見れるのは、便利で純粋にうれしいです。

 

キャスティング

主人公の女性は、アリ・ウォン。

ベトナム系アメリカ人。

スタンダップコメディアンからキャリアをスタートさせたコメディアンヌ。

2016年、妊娠7か月でNetFlixの番組をスタートさせ、話題に。

『妊娠を強みに変えたかった』という見解に賞賛の嵐だったとか。

本作の脚本、製作にも彼女の名前がありますが、

アジアンならではの、ブラックジョークはさえわたっていました。

彼女の強みであるその強さは、日本男児には、

到底うけつけないでしょう。

恋人役のランドール・パークは韓国系アメリカ人。

熊さんみたいな風貌で、とってもキュート。

彼の笑顔は人の好さがでていて女性はいちころですね。

キアヌ・リーブスが、まさかの本人役で登場します。

彼のシーンは、ぶっちぎりで、笑えます。

スローモーションで登場させるセンスが、最高です。

制作陣が思い切り遊んでいるところが、おかしい。

キアヌがこんな役を引き受けるなんて、

だてにマトリックスの世界観を演じてません、もう最高です。

 

感想

ストーリーは、幼馴染が、やけぼっくいに火がついて

結局、結ばれるというお話です。

特徴として、社会的地位は男女が逆転しています。

男はうだつの上がらない実家暮らしの貧乏ミュージシャン、

女ばバリキャリで億万長者のセレブ。

アジアに限らず、今、女性は強いですから、

違和感はまったくなく、今どきの映画としては

もはや常識となりつつある男女の社会構造となっています。

男性にとっては、情けないと思うシーンが

いくつかあるかもしれませんが・・・

被写体がアジア系アメリカ人に変わった、

ある種定番なブラックジョーク満載のラブコメディです。

マライア・キャリーの音楽が人を幸せな気分にさせ、

物語もハッピーエンドで終わるところが

とてもエンタメでした。

作品情報:

『いつかはマイベイビー』

上映時間 102分
製作国 アメリカ
公開情報 日本未公開(配信:Netflixオリジナル作品)

監督 ナーナチカ・カーン
製作  ネイサン・カヘイン  エリン・ウェスターマン  ランドール・パーク  アリ・ウォン
脚本  アリ・ウォン  ランドール・パーク  マイケル・ゴラムコ
出演  アリ・ウォン  ランドール・パーク

公式サイト:IMDB

  • この記事を書いた人

Cineカエル

映画好きが高じて、映画業界を渡り歩いています。 自分が拾った映画にまつわる情報を「映画レビュー」、「動画配信」、「映画祭」、「映画を作る」という観点でまとめていきます。

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