『バック・トゥ・ザ・フューチャー』（1985）3部作　SF&タイムトラベル映画の金字塔・映画好きなら一見の価値あり

2020-07-07

アイデア、脚本、構成、ユーモア、人、時代性…　そのすべてが映画ならではのエンターテイメントのエッセンスとして凝縮!!　

こんな人におすすめ

・単純に、エンターテイメントとして映画らしい映画を観たい　※難しいことは考えない

・過去、現代、未来、と行き来する物語性が３部作のシリーズとして、分かりやすくシンプルな形で活きている。

・1985年、89年、90年公開の3部作あわせて全世界で10憶ドルの興行成績をおさめた超ヒット作とはどんな映画？

・ちりばめられたコメディ要素が、１２０分という長い時間をまったく飽きさせない。ユーモアのセンスが抜群。

・３部作というシリーズものとして、本作ならではの一貫した共通の構成が見えてくる。

見どころ

・脚本家のボブの「両親の若いころ、自分が出会っていたら友達になるか？」という発想から生まれる

・断られ続けた企画・脚本は、スピルバーグによって救われる！

・１９８９年製作の『パートⅡ』は未来へタイムトラベル。その未来設定は２０１５年！映画の２０１５年と『今』を比べられるのも、本作の魅力

・『パートⅠ』は３０年前の両親の出会いまでさかのぼる。『パートⅡ』は自分の未来へ話が続く。時空を超えて物語のつじつまをあわせる構成は見ごたえあり！

・「パートⅡ」では、悪役ビフがギャンブルで荒稼ぎし大金持ちの実業家となっている。その悪名高い下品なキャラクターは若かりし頃のトランプ大統領がモデルと言われている！

・３部作の中では『バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ』が人気が高い！
ちなみにシリーズものは一般的に『Ⅰ』を越えるものは少ないと言われている

・『パートⅢ』は、おまけ的要素が強い。西部開拓の時代設定はマイケルのアイディアから生まれる。

・主演のマイケルは1991年にパーキンソン病発症、1998年に公表。『パートⅢ』の撮影中から体調の不良を感じていた。俳優業を続けながらパーキンソン病の治療の研究と周知のためにマイケル・J・フォックス財団を設立。2002年には自叙伝『ラッキーマン』を執筆しベストセラーに。売り上げは当財団にすべて寄付し2018年までに8億ドル（約880億円）の寄付金を集めている。

作品情報

作品情報：

アメリカ Color 116分
初公開日： 1985/12/07 公開情報：Ｕｎｉ＝ＵＩＰ映倫：PG12

上映時間　116分
製作国　アメリカ
配給　Ｕｎｉ＝ＵＩＰ
日本初公開日： 1985/12/07

監督　ロバート・ゼメキス
製作総指揮　スティーヴン・スピルバーグ
脚本　ロバート・ゼメキス　ボブ・ゲイル
出演　マイケル・Ｊ・フォックス　クリストファー・ロイド　リー・トンプソン

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番外編★
新型コロナウイルス感染拡大により医療従事者の人々を支援するチャリティ・イベントのひとつでジョシュ・ギャッド主催の「Reunited Apart」（Youtube）に、2020年、監督、出演者、脚本家、主題歌「Power of Love」を歌ったヒューイ・ルイスがそろう。ゲストにシリーズの大ファンのJ・J・エイブラムス監督が出演！