映画レビュー

2020/4/21

クリント・イーストウッド監督『リチャード・ジュエル』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり

『リチャード・ジュエル』評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり アカデミー賞® 助演女優賞受賞 総評   ありがちな犯人像、あおるマスコミ、面白がる聴衆、 全部そろえば、簡単に容疑者となる様はあまりに陳腐で恐ろしい   映画の背景   1996年のアトランタ爆破事件をもとにした、 イーストウッド監督作品、40作目。 ここ最近、イーストウッドは実話をもとにした 作品を描き続けています。 実話は説得力もあり、 時代性や社会問題を 映画を通じて俯瞰しやすい。 作品をリ ...

2020/4/21

『ジョジョ・ラビット』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★★ excellent! 必見

『ジョジョ・ラビット』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★★ excellent! 必見 第92回アカデミー賞®脚色賞受賞 総評 ★★★★★ excellent! 必見 子供目線で、ユーモアたっぷりに、そしてとても辛らつに 第二次世界大戦の悲惨さが描かれ、その演出に感服   鑑賞理由   戦争映画をポップにユーモアたっぷりに描こうとする そのアイデアと音楽のチョイスに惹かれました。   映画の背景   アカデミー賞®前哨戦として有名な トロント国際映画祭・観客賞を受賞! ...

2020/4/21

ドキュメンタリー『さよならテレビ』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★☆ very good!

ドキュメンタリー『さよならテレビ』感想(ネタばれ)|評価 ★★★★☆ very good! 総評 ”製作側が自社社員”という縛りと核心を ついているようでついてないところが芯をつき唸らせる 鑑賞理由   ドキュメンタリーに定評のある東海テレビが 自分たちにカメラを向けるという 斬新さと勇気に どんな映像が撮れたのか 純粋に楽しみにしていました。 そこへ初日から映画館が満員という朗報に 押されるようにポレポレ東中野へ 観に行きました。   感想   自社の報道部に目を向けて、 ...

2020/9/3

『i-新聞記者ドキュメント-』感想|評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり

『i-新聞記者ドキュメント-』評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり 総評 メディアの今の在り方、そして今の日本が ある女性新聞記者の姿からあぶりだされる   鑑賞理由   映画「新聞記者」を観ていた。 その作品のモデルとなった新聞記者のドキュメンタリーと聞いて、興味がわいた。   何より、監督があの森達也氏である。彼は、ここ最近、独特な手法で観客を当惑させている。 『FAKE』は、まさに作風、構造自体をテーマと同化させ、観客に挑戦的だ。今、ドキュメンタリーの世 ...

2020/4/21

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」感想 (ネタばれギリギリ)|評価 ★★★★☆Very Good! 観る価値あり

『パラサイト 半地下の家族』評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり 総評 格差社会の漫画のような風刺に笑った先から ぞっとする風景が見えてくる 祝!第92回 アカデミー賞©(2020年)作品賞、監督賞、脚本賞、外国映画賞、受賞 ハリウッド映画の賞レースが、とうとう外国映画、 それもアジア映画に最高賞を贈ったことに、拍手を心から贈ります。 鑑賞理由   2019年5月、カンヌ国際映画祭パルムドールを 韓国映画が初めて輝くという知らせに 衝撃が走ったと同時に心が躍った! アジア勢が2年 ...

2020/4/21

白石和彌監督 映画『ひとよ』感想(ネタばれ)|評価★★★ good!

『ひとよ』評価 ★★★☆☆ good! 総評|状況設定が酷すぎて、とにかく苦しいが 家族はどんな状況に陥っても、家族なんだと思い知らされる 鑑賞理由 邦画界で勢いのある、白石和彌監督。 底辺で生きざるを得なくなった人を 描き続けています。 本作は、どん底に陥った"家族”の再生物語。 原作の著者は劇作家・桑原裕子氏。 注目をしている監督が撮った作品です。 キャスティング 田中裕子氏筆頭に、 実力者が勢ぞろいしているキャストに 制作陣の心意気を感じます。 母親が父親を殺す、という事件により 心に傷を負った3兄 ...

2020/4/21

是枝裕和監督映画「真実 LA VERITE THE TRUTH」感想|評価★★★★☆ Very Good!観る価値あり

『真実 LA VERITE THE TRUTH』感想|評価 ★★★★☆ VeryGood! 観る価値あり 総評|カトリーヌ・ドヌーヴの女優魂が発揮される作品 カメラを通して監督との対話を観ているよう 鑑賞理由 国内だけでなく海外でも 圧倒的に有名な監督である、 是枝裕和監督。 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞後、 初めての作品であり、 さらに、是枝監督初の合作映画(フランスと日本)、 そして、キャストすべてが、外国人という、 監督としては初めてづくしの作品です。 彼の挑戦する姿勢に経緯を払い、 映画館で鑑 ...

2020/4/21

単館満員・カンヌ2冠『存在のない子供たち』感想|評価 ★★★★★ excellent!  必見

『存在のない子供たち』評価 ★★★★★ excellent!  必見 総評|難民・不法移民として生きる不条理さを圧倒的なリアルさで見せつける。 ただの映画ではなく、彼らの叫び・生き様がそこにある 鑑賞理由   2019年、夏。 女性監督の映画たちが 東京の単館映画館をにぎわしています。 そのうちのひとり、 女性監督のナディーン・ラバキーは レバノン出身。 本作は中東のレバノン映画です。 中東映画、ましてレバノン映画に まったくなじみはありません。 女性監督で子供が主人公のレバノン映画が カンヌ国 ...

2020/4/21

『クレイジー・リッチ!』(2018)感想|評価 ★★★☆☆ Good! 観る価値あり

『クレイジー・リッチ!』評価 ★★★☆☆ Good! 観る価値あり 総評 アジア人だけのハリウッド映画が興行1位をとった革命的映画。 内容は"シンデレラストーリー2018、アジア版”。金持ちの饗宴ぶりが笑えます。   鑑賞理由   かの映画評論家・町山智浩氏が、この映画を 絶賛していました。 アジア人だけのハリウッド映画が 2週連続興行成績1位を獲得した、 革命的映画! 確かに、今までハリウッド映画は 原作ものでアジア人が主人公でも 白人の俳優が主人公に抜擢されていました。 アジア人の ...

2020/4/21

深田晃司監督×筒井真理子主演『よこがお』感想|評価 ★★★☆☆ Good!(ネタばれ) 

深田晃司監督×筒井真理子主演『よこがお』評価 ★★★☆☆ Good! 総評 善人の復讐劇を、深田晃司監督がどう描くのかが見どころ。 人間であれば誰しもが持つ闇や孤独の物語。   鑑賞理由   深田晃司監督の「歓待」を観た時の衝撃と 監督としての才能に魅せられて以来、 彼の作品には注目しています。 本作は、映画『淵に立つ』のヒロインである、 筒井真理子氏が、主役を務めます。 恥ずかしながら映画『淵に立つ』まで、 彼女の存在を知りませんでした。 本作は、監督が彼女の、よこがお、に魅せられ、 ...

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