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白石和彌監督 映画『ひとよ』感想(ネタばれ)|評価★★★ good!

『ひとよ』評価 ★★★☆☆ good!

総評|状況設定が酷すぎて、とにかく苦しいが

家族はどんな状況に陥っても、家族なんだと思い知らされる

鑑賞理由

邦画界で勢いのある、白石和彌監督。

底辺で生きざるを得なくなった人を

描き続けています。

本作は、どん底に陥った"家族”の再生物語。

原作の著者は劇作家・桑原裕子氏。

注目をしている監督が撮った作品です。

キャスティング

田中裕子氏筆頭に、

実力者が勢ぞろいしているキャストに

制作陣の心意気を感じます。

母親が父親を殺す、という事件により

心に傷を負った3兄妹。

15年後、母親が出所して戻ってくると、

どもりの長男(鈴木亮平)は離婚寸前、

母親の事件を当事者である本人が

記事として書こうとする次男(佐藤健)、

美容師になれず地元でスナック勤めを

する末っ子(松岡茉優)。

そして、自分の過去の過ちのせいで

息子が覚せい剤に手をそめた流れ者(佐々木蔵之介)。

とにかく、一筋縄ではいかない闇を抱えた役を

個性があり、実力のある役者さんたちが

演じきっています。

感想

母親が父親を殺したことによる

残された兄妹3人の心に負った深い傷。

15年刑期を終え出所した母親を

家族として迎えられるか…

ばらばらになった家族は

家族として再生できるのか…

底辺に生きる人を描くことに

定評のある白石監督ありきの

企画ですすんだ映画である

ようにうかがえました。

母親不在の15年、

どれだけ辛い思いをしてきか…

底におちた人生を親のせいにするのは

当然だが、親を完全に憎み切れない。

葛藤ややりきれなさ、

そんな行き場のない想いの鬱屈さが

これでもかと描かれます。

最後のシーン、

親子の絆は切れないことを再確認し、

少しずつ再生へ向き始めます。

とはいえ苦しい映画でした。

作品情報:

上映時間 122分

製作国 日本 2019年11月8日公開

公開情報 劇場公開(日活)

監督  白石和彌 

製作  高橋信一 長谷川晴彦 安田邦弘

出演  田中裕子 佐藤健  鈴木亮平  松岡茉優 佐々木蔵之介 

公式サイト:https://www.hitoyo-movie.jp/

Youtubeで予告を観る:

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Cineカエル

映画好きが高じて、映画業界を渡り歩いています。 自分が拾った映画にまつわる情報を「映画レビュー」、「動画配信」、「映画祭」、「映画を作る」という観点でまとめていきます。

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