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香取慎吾主演&白石和彌監督『凪待ち』評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり

『凪待ち』評価 ★★★★☆ Very Good! 観る価値あり

総評
今までに見たことのない「香取慎吾」を通じて、
どん底から再生していく人間の姿が描かれる

鑑賞理由

“新しい地図”の香取慎吾を、白石監督が、どう撮るのか、

また、

そんな彼を主人公にして、白石監督は何を伝えたかったのか、を

見たくて、劇場に足を運びました。

スペックとして、

飛ぶ鳥を落とす勢いの、キノフィルムズが配給、

プロデューサーに椎井友紀子氏。

女性のプロデューサーとして第一線で走っていらっしゃる。

彼女の名前が載る作品は、

何か特別なものがあるに違いない、と思わせます。

彼女の活躍は、やはり、目を離せません。

 

映画の背景

舞台は、宮城県石巻市。設定は、震災から数年すぎた現代。

震災後の傷跡が、まだまだ生々しく残っています。

そこで生きると決めた人間、と、家族をテーマに描かれています。

そして主人公は、ギャンブル依存症という闇を抱えています。

監督や脚本家をはじめ、

制作陣の、今の日本がかかえる問題に正面きって

人間を描こうとする姿勢がうかがえます。

 

キャスティング

何より、香取慎吾、に、並々ならぬ思いが伝わりました。

この映画に臨む決意と、それによって生じた抱えた重みは

相当なものだったでしょう。

それを跳ね返す自分への新たな挑戦も大きかったように

見受けられます。

わき役では、何よりも、義理の父親役の、吉澤健氏、が

絶妙で、重々しく、表情だけで素晴らしい。

存在感が際立っていました。

彼なしでは、本作は成り立たないでしょう。

また作品のカギとなるリリーフランキーも

爽快なほど、演技がさえています。

 

感想

 

震災後の石巻、ギャンブル依存症、最愛の人の死、血のつながりのない家族、

裏切り、人情、再生…

見たくないものにふたをするのは簡単で、

フタをせず、そこで生きらざるを得ない人間の

みじめで、汚く、痛い、哀しい生き様を

見せつけられました。

主人公のどうしようもない想いがさらけだされる、

あの泣き様に

ココロが震えました。

生きることは、時にブザマでとても残酷、

それでも、人は生きる道を選んでいく、

身に染みる作品です。

 

作品情報:

上映時間 124分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(キノフィルムズ)
監督 白石和彌
製作総指揮 木下直哉
プロデューサー  椎井友紀子  赤城聡
出演  香取慎吾  恒松祐里  西田尚美  吉澤健  リリー・フランキー
公式サイト:http://nagimachi.com/index.html
Youtubeで予告を観る:


  • この記事を書いた人

Cineカエル

映画好きが高じて、映画業界を渡り歩いています。 自分が拾った映画にまつわる情報を「映画レビュー」、「動画配信」、「映画祭」、「映画を作る」という観点でまとめていきます。

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