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『アリー /スター誕生』感想 | ★★★☆☆ good

評価 ★★★☆☆ good!

総評:
語り継がれたストーリー、王道のハリウッド映画
ブラッドリー・クーパーの魅力とガガ様の歌唱力が圧巻

 

鑑賞理由

 

第91回アカデミー賞8部門ノミネートされました。
作品賞を含め、主演のふたりが共に主演女優賞、主演男優賞にノミネート。
レディー・ガガの演技力がある程度評価されたことを受け、とても興味をおぼえ、
アカデミー賞授賞式前に急いで観に行きました。

 

映画館の様子

 

本作は12月21日公開。
2月の時点で東京では渋谷と新宿の2館、
それも1日1回の上映。
ヒューマントラストシネマ渋谷、週末の17時20分の回にて鑑賞。
場内は満員、客層は若いカップルと
若い女性(20~30代)が目立ちました。

 

映画の背景

 

4度目のリメイクだけに
ストーリーは誰もが知っているほど有名です。
そんな物語の場合は、
今の時代に、どういうキャストで、どう料理していくか、
というところが見どころになります。
今回はヒロインにレディー・ガガを持ってきたところが
大きな話題性を作り、そこが見せ場となりました。
そしてレディー・ガガが、見事に観客の期待に応えたといえます。
また、初監督としてデビューした主演のブラッドリー・クーパーは
それはそれは魅力的に映し出され、とてもはまり役でした。
彼の歌唱力、演技力、
カメラワークなど監督としての演出力により
女性は彼に魅了されることでしょう。

そして、なんと言ってもレディー・ガガの圧倒的な歌唱力と
俳優ながらブラッドリーの柔らかな伸びのある歌声が
物語の要素として、最大の魅力になっていました。

実は、ブラッドリーはギターも歌もまったくの素人。
この役のために3年を費やして、歌とギターをゼロから練習し
モノにした、とのこと。

 

キャスティング

 

レディー・ガガとブラッドリー・クーパー、の恋愛ものと
聞いて、多少、違和感がありました。
お似合いのカップルには到底見えず、
無理があるように思えたからです。

しかし、前半の素顔に近い彼女とブラッドリーが
出会い、仲良くなっていく過程でなじみはじめます。

この二人のキャスティングさえハマっていれば
はっきりいうと
他のキャスティングは特に気になりません!

ちなみに、
この映画はもともと、クリント・イーストウッドが
メガフォンを取り、ビヨンセを主演にする予定だったとか。

 

感想

 

よく知られたストーリーに、キャスティング、演技力、
そして圧倒的な歌唱力が加わり、
魅せられる映画となっています。

一方で、あまりに劇的に描かれているので
後半は、急に冷めていきます。
ヒロインのアリーが、
どこから見ても、レディー・ガガになっていくので
あまりの急激な変化に、ついていけません。

有名なストーリーを継承しているわけですが
その悲劇をあまりに作りすぎていて
わざとらしさが鼻につきます。
語り継がれているとはいえ、
展開に古さを感じます。

彼女の圧巻の歌声が映画のストーリーとあいまって
感動を呼ぶシーンとなり
それはそれで成功しているので、結局は
まあ、いいか、と受け入れざるを得ません。

歌唱力や演技力をほめながらも
語り継がれたストーリーがゆえに
悲劇性の作り方、演出が、
個人的にどうしても引っかかりました。
やや厳しく、★を3つになりました。

作品情報:

「アリー/スター誕生」(原題 A Star Is Born)
製作年 2018年 製作国 アメリカ 配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 136分 映倫区分 PG1

オフィシャルサイト http://wwws.warnerbros.co.jp/starisborn/

 

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  • この記事を書いた人

Cineカエル

映画好きが高じて、映画業界を渡り歩いています。 自分が拾った映画にまつわる情報を「映画レビュー」、「動画配信」、「映画祭」、「映画を作る」という観点でまとめていきます。

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